読書の記録

白潟 敏朗著『知らない人を採ってはいけない 新しい世界基準「リファラル採用」の教科書』読了メモ(^_^)

リファラル採用とは、「社内外の信頼できる人脈を介した、紹介・推薦による採用活動」のことで、世界中の企業で一般的な採用方法となっている。

リファラル採用が縁故採用と異なるのは、紹介だからといって無条件で採用するわけではなく、面接を通して入社の可否を判断する点。広告媒体や紹介会社の営業マンの代わりに、社員がリクルーティング活動を行うと理解すればいいだろう。

リファラル採用のメリットは、次の7つ。

(1) 採用コストを大幅に削減できる
(2) 社長と会社に合う人材を採用できる
(3) 入社後の社員の定着率が向上する
(4) 会社の魅力と課題を見える化できる
(5) 会社の魅力の継続的向上(経営改革の実現)
(6) 幹部と社員が経営者目線をもつ(究極の人材育成)
(7) みんなの心が1つになる

リファラル採用が効果を発揮するのは、「自社を友人・知人に紹介したいと社員に思ってもらう」と「その社員の話を聞いて、友人・知人に転職したいと思ってもらう」の2つがそろったときだ。

そのためには、「自社の魅力の見える化」が重要となる。見える化した魅力をきちんと友人・知人に伝えられるかどうかで、リファラル採用の成否が決まるといえる。

リファラル採用には、次の5つのデメリットがある。

(1) 採用できるまでに時間がかかる
(2) 1年以内に大量採用することには向かない
(3) 活動してくれる社員に負荷がかかる
(4) 採用を間違えた場合にやめさせづらい
(5) 今いる社員以上のレベルの人材は採りにくい

リファラル採用を持続的に成功させるためには、3つの条件をクリアする必要がある。「アピールブック」「リファラル採用の仕組み構築」「社長目線のリクルーター」である。

そして、リファラル採用を成功させる条件は6つある。

(1) 間違えないリファラル採用の推進方法の設定
(2) 3つの前提条件のクリア
(3) 社長の本気度と率先垂範
(4) 小さな成功からスタートし大成功へ
(5) リファラル採用プロジェクトメンバーの「気になる課題」の解決
(6) 持続的成功の3条件のクリア

リファラル採用で社長が取り組むべきは、次の5つ。この取り組みに本気になり、率先垂範することが極めて重要。

(1) リファラル採用プロジェクトメンバーへの動機づけ(事前に1対1面談)
(2) リファラル採用プロジェクトへの関与とリーダーシップの発揮
(3) プロジェクトメンバーと共に自社の魅力と課題を見える化
(4) 上記課題の解決の方向性決定(社長と社員の夢計画作成)
(5) 社長もリファラル採用をやり、1人以上採用する

アピールブックは、3つのパート、17の項目から成る。

パート1では、ホームページに掲載しているような、会社の基本情報を伝える。会社概要や実績、社長の紹介、ミッション、日常の様子が伝わる写真、魅力と課題、中期経営計画などといった内容だ。

パート2では、求める人物像をまとめる。「こんな人と働きたい」と「こんな人はイヤだ」に加え、一緒に働く仲間を紹介する。

パート3は、人事制度を伝える章だ。標準年収モデルやチャレンジしてもらいたい仕事のイメージ、能力開発制度をまとめる。

求める人材像は、「自社に合う人柄(マインド・カルチャーフィット)」と「自社で活躍するために必要なスキル(スキルフィット)」という2つの軸ですり合わせておくとよい。

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