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樺沢紫苑著「学びを結果に変えるアウトプット大全 」読了メモ(^-^)

アウトプットに特化した一冊。

著者の樺沢紫苑氏は、精神科医にして作家。10年連続で年2冊以上の本を執筆、メルマガ13年間毎日発行、動画を1500本以上アップして情報発信している。その著者が80の視点からアウトプットのノウハウを解説。

「読む」「聞く」がインプットに、「話す」「書く」「行動する」がアウトプットにあたる。比率は7対3が平均だそうだが、著者は、インプットとアウトプットの“黄金比”は3対7と指摘。コロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ博士は、100人以上の子どもたちに、人名図鑑に書かれた人物プロフィールを覚えて暗唱させる実験を行った。覚える時間(インプット時間)と練習する時間(アウトプット時間)の割合を変え、最も高い結果を出したグループを調べ、最も高い結果を出したのは、インプットとアウトプットが3対7のグループだった。

アウトプットなしに自己成長はありえない。

読書などでいくらインプットしても、アウトプットしなければ「自己満足」、記憶として定着することはない。「自己成長」はアウトプットの量にこそ比例する。

アウトプットが苦手な人は、まず「話す」ことから始めてみる。読んだこと、聞いたこと、自分が体験したことについて第三者に話してみる。さらに「話す」ことに比べて「書く」ことのほうが、圧倒的に記憶に残り自己成長を促す。書くことで、脳幹網様体賦活系(RAS/Reticular Activating System)が刺激される。RASとは、脳幹から大脳全体に向かう神経の束、つまり神経のネットワークであり、「注意の司令塔」という別名をもっている。書くことで脳に信号を送り、集中力を高め、積極的に情報を収集することができるようになる。

インプットの「読む」と「聞く」、アウトプットの「話す」と「書く」に加え、「行動する」も重要。

著者の続けるための極意は5つ
1 「今日やる」ことだけを考える。
続けようと思えば思うほどブレーキがかかるので、「今日」「今」やることだけを考えるべし。

2 楽しみながら実行する。
つらいことを続けることは不可能なので、継続したいことの中に楽しみを見つけるべし。

3 目標を細分化する。
目標を細分化すれば、進捗や達成度が管理しやすくなり、モチベーションアップにつながる。

4 結果を記録する。
目標達成までの進捗を記録することで、ドーパミンが出やすくなり、モチベーションが上がる。

5 結果が出たらご褒美をあげる。
目標達成時にご褒美がもらえると、さらにドーパミンが分泌される。著者は、本の1章を書いたときには少し高級なウイスキーを飲む、本を1冊書き上げたら海外旅行に行くなどのご褒美を設定している。

報酬系をうまくいじくるわけだな(^_^)

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