読了メモ

アラン・ピーズとバーバラ・ピーズ著『ブレイン・プログラミング -自動的に夢がかなっていく-』読了メモ(^-^)

『話を聞かない男、地図が読めない女』は、かつて日本でもミリオンヒットし、世界累計発行部数は2700万部を突破した。だが、大成功した著者のアラン・ピーズとバーバラ・ピーズは、この本を出版する前、どん底の状態にいた。

本書に書かれているのは、2人がいかにしてそのどん底から抜け出したのか、その具体的な解決策だ。人間は誰しも、自分の脳にプログラミングできる。そして正しくプログラミングすれば、望むものは手に入る。著者はいう、「桁外れの成功を手にすることができたのは、ブレイン・プログラミングに書かれている内容を実行したからだ」と。

「頭のなかで考えたことを、心から信じられるなら、人はそれがどんなことでも達成できる」と唱えたのはナポレオン・ヒルだった。しかし1937年当時、誰もが「胡散臭い」と相手にしなかった。

いまでは、目標を紙に書くと実現すること、口に出すと本当になること、そして引き寄せの法則で願いが叶うことは、科学的に証明されている。これらの現象は「RAS」と呼ばれる、脳のしくみが深くかかわっているのだ。

RAS(Reticular Activating System)とは、体の生命活動を維持する働きである。私たちが眠り、目覚め、呼吸できるのはRASのおかげだ。加えて意識レベルのコントロールにも、RASは関与している。たとえば特定の事柄を意識すると、それに関する情報ばかり目につく。これもRASの働きによるものである。

RASは、脳に入るほぼすべての情報を中継し選別している。RASから得られた情報にもとづき、私たちは感情を生み出したり、次に取るべき行動について考えたりしている。

RASはその人が信じることについての情報を集め、それ以外の情報はすべて排除してしまう。集める情報の内容を問題にしないのも特徴だ。

RASの大きな特徴は「検索エンジン」と「GPSシステム」だ。RASはコンピューターで特定のファイルを探すときのように、特定の言葉に意識を引きつけ、関連するものを見つけやすくしてくれる。これが有名な「引き寄せの法則」だ。

RASのもうひとつの特徴は、「自分が信じること」を確信させる情報しか集めないということだ。しかも内容の如何は関係ない。RASは私たちが考え、信じた道を進むための情報だけを集め、それ以外についてはすべて排除してしまう。

これは新車を購入しようとする場面を想像するとわかりやすい。一度欲しい車種が決まると、街中のいたるところで同じ種類の車を見かけるようになる。なぜならRASによってすべての意識がその車種に向き、それ以外の車種に関する情報は不要なものとして遮断されるからである。だから仮に「世界はひどい場所で、人々は悪意に満ちている」と信じていると、その人が見るニュースは悲惨なものであふれ返ってしまうだろう。

注意すべきなのは、RASは集めた情報について、人がどのように反応するかは気に留めないということである。ただ純粋に、頭のなかを占めている考えに沿うような情報だけをRASは集めてくる。RASをうまく使いたければ、求めるものだけを考えるといいだろう。くれぐれも望まないことに意識を向け、その実現のためにRASをプログラミングしてしまわないよう用心すべきだ。

「自分の望みは何か?」という問いに対し、多くの人が明確な答えを出せずにいる。しかし人生で何かを達成したいと願うのであれば、真っ先に自分の望みを特定させなければならない。そしてそのための正しい方法を知る必要がある。

まずは自分の望み、達成したいと思うことを大小かかわらずすべて書き出そう。目安は大体10項目から20項目程度だ。ポイントは「何をしたいのか」だけに考えを集中させることである。どのように達成するかについては、ひとまず置いておく。

なお目標を書く際は、かならず「手書き」でなければならない。ドミニカン大学で心理学を教えるゲイル・マシューズ教授が実施した実験によると、目標をキーボードでタイピングした場合と比べて、手書きした際の達成率は42パーセントも上昇したという。

成功に向けた第一歩は、「自分は何を望んでいるのか?」をはっきりさせることだ。自分の目標を思いつくかぎり、紙に手書きで書き出すのである。言葉で聞けば「そんなことか」と拍子抜けするような内容かもしれない。しかしアメリカで行なわれた調査によると、自分の望みを明確に書いた紙を常に持ち歩いている人はわずか3%しかいない。そして大きな成功を収めている人も、わずか3%なのである。

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