「世界労働時間ランキング(2014~2018)から主要7カ国の中ではアメリカがトップで、日本が3位。労働時間はアメリカ人のほうが日本人よりも長い。」・・・というのは数字として実感していたところ。我が国の祝日の多さは世界第3位。
日本はOECD加盟国の全36カ国の中では19位。OECD加盟国の平均が1746時間なので、日本の労働時間(1710時間)は平均よりも下回るが、日本には「サービス残業」というのもあり、カウントされていない可能性もある。
著者の実感では、データの数字以上にアメリカ人は働いており、仕事が生活に溶け込んでいて、プライベートと仕事をきっちり切り分けるというより、双方並行して取り組んでいる様子。
現在の日本では、政府や企業が人々の働き方を労働時間削減によって変えようとするのが大きな潮流となっている。
「仕事は自己実現」という表現も出てくるが、自分の働き方なので、自分自身で変えていくという視点も必要だと思う。