■生命進化1回目の辿る道
発生学的観点から見ると、胎児は羊水という母なる海の中で魚類→両生類→爬虫類→哺乳類と生命進化30億年を280日でたどってくる。
そう考えると1秒で100年前後の進化を遂げていることになる。
■生命進化2回目の辿る道
人生がスタートしてから立てるようになる1歳ごろまでに赤ちゃんの脳は爆発的に成長をとげるが、それもこの生命の進化の歴史に対応。
うつ伏せにすると赤ちゃんはうにょうにょ動くが、これは魚類の動きで延髄(えんずい)という部分が担当。
そのうちずりずりとずり這いをするようになるが、これはカエル(両生類)のような動きで橋(きょう)という部分の担当。
次第に手と足が交差してでてくるようになるが、これはトカゲ(爬虫類)の動きに似ていて、脳は中脳の担当。
そしてようやく立ち上がり哺乳類となり大脳皮質までいきつく。
生きる事は進化すること。生命の神秘と不思議。生命の誕生、成長の輝きとはなんと偉大なることか!