安倍首相の突然の辞任には驚きました。潰瘍性大腸炎という病気による辞意表明。首相官邸の会見でも、任期を1年残しての辞任、やり残したことへの無念さが見て取れました。
7年8ヵ月の憲政最長の長期政権の中、評価も批判もありますが、わが国のために本当に尽力され、ありがとうございましたと、私は言いたい。
8月29日に行われた東京都特別水泳大会では、白血病を克服して復帰となった競泳女子の池江璃花子選手は1年7ヵ月ぶりにレースに臨み、みごと目標タイムをクリア。
2024年のパリ五輪に向けた日本学生選手権への出場を確実にされたようです。
「タイムとか関係なく、この場所で泳げること自体に感動した」「戻ってこれたと実感できた。第二の水泳人生の始まり」。インタビューでは涙を浮かべられる姿もありました。
健康に過ごせていることそれ自体が本当に恵まれていると、改めて感じています。
いま、コロナ禍の中、感染・発症してしまった方、自己隔離・治療に専念している方も多いですが、皆、当たり前のように健康であることが、どれほど有難いことかと痛感されているのではないでしょうか。
今、当たり前のように享受している「健康」は、そうでない多くのひとが渇望するものだと感じます。
コロナの影響で、世の中は暗い話が多い。仕事、経済活動もそうだし、世界を見回せば「これからどうなっちゃうのか」と思うことも多い。しかし、あらためて「こうして健康に生きているじゃないか」と思い直しました。
健康であれば、また一からでも、裸一貫でどんなことでもやっていけます。
そんなことを考えた一週間でした。