孫社長が“これこそ交渉のコツ”と引き合いに出す福岡県・筑後川に実在した伝説の漁師の「鯉取りまあしゃん」こと上村政雄氏(1913~99年)。福岡県久留米市の素潜り漁の達人。火野葦平の小説『百年の鯉』のモデルとされている。
「その漁師さんは冬、裸の体に油を塗り、火で温めておいてから寒い川の中に潜るんです。川底に寝ていると、温かい体に鯉が向こうから寄ってくる。それを両脇と口で計3匹つかまえて、川から上がるそうです」
狙った相手を追いかけずに引き寄せる絶技!
今は夏、暑すぎる。あぁ。水に潜って仕事をしたい。