パランティア・テクノロジーズの強みは、まるで“魔法の水晶玉”を手にしているかのように、通常なら分析が難しい大量のデータを短時間で解析して、探したい情報を見つけ出せる技術にある。
メールや文書、画像、音声、動画などの非構造化データを統合・分析できる同社の「ゴッサム」というソフトウエアを利用。従来は、高い専門性を持つ多くの人間と、途方もない手間と時間がかかっていた膨大なデータの分析を、比較的簡単に実行できるという。
エクセルのようなファイルに収納された構造化データと違い、非構造化データを解析するのは難しい。それを可能にするのが、「ダイナミック・オントロジー」という情報の定義を柔軟に変える技術。
米インターネット決済大手ペイパルの共同創業者だったピーター・ティール氏らが創業。米スタンフォード大学時代の友人だった哲学研究者のアレックス・カープ氏をCEO(最高経営責任者)に招き、パランティアを共同で創業。
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00074/072400002/