出口治明氏「知的生産術」を読了(^_^)
以下レビューです。
要点1
日本では、長時間労働が常態化しているにもかかわらず成長率が低く、生産性が低い。生産性を上げるには、評価軸を「労働時間」から「労働生産性」に変える必要がある。
要点2
仕事にイノベーションを起こすアイデアを生み出すには、「メシ・風呂・寝る」の生活を「人・本・旅」に変え、脳に刺激を与えるのが有効だ。
要点3
組織の生産性を上げるためには、「適材適所」の人材配置が重要だ。人材配置のポイントは4つで、部下の適性や意欲を把握すること、短所は無視して長所を伸ばすこと、全員を管理職に育てる必要はないということ、上位2割のパフォーマンスを上げること。
本書では、「考える技術」「インプットとアウトプットの技術」「マネジメントの技術」「コミュニケーションの技術」の観点から、個人の知的生産性を上げる方法が紹介されている。「ルールに従えば、自動的、機能的に行動できる」「一番身近な『なりたい人』が成長の起爆剤になる」「『運』は健康でないとつかめない」「生産性を上げる会議の進め方」など、どれも具体的で、実践しやすいものばかり。